ジャニーズWEST重岡大毅(27)が、日本テレビ系「24時間テレビ43」(8月22、23日放送)で、今年3月に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなったタレント志村けんさん(享年70)を特集するドラマの主演を務めることが25日、分かった。

「誰も知らない志村けん-残してくれた最後のメッセージ-」のタイトルで、ドキュメント映像とドラマ、そして志村さんが愛した音楽を通して70年の生涯を描く。「コントの神様」と称され、老若男女に愛された志村さんだが、周囲の人々にさえ自身の「素」の姿をさらけ出さなかった。そんな喜劇王がテレビでは決して見せなかった表情、誰も知らなかった“思い”に迫るという。

重岡は、志村さんが司会を務めた動物バラエティー番組「天才!志村どうぶつ園」で約16年、身近に接したディレクターを演じる。主演のオファーを受けた時は「『とにかく頑張るぞ』という気持ちと、『焦ったらアカン』という気持ちで揺れ動く、大変不思議な感覚になりました」と振り返る。志村さんの印象については「老若男女から愛されるお茶の間の人気者で、『テレビつけたら、いつもいる』という、ものすごく温かいイメージがある」という。今回の大役には「志村さんに触れさせていただく中で、『職人』だったり、『責任を背負い仕事を頑張る大人ってどういうことなのか?』を学ぶことができたらうれしい」と意気込みを語っている。

8月22日午後9時ごろから放送。

◆重岡大毅(しげおか・だいき)1992年(平4)8月26日、大阪府生まれ。06年ジャニーズ事務所入り。14年4月、ジャニーズWESTとして「ええじゃないか」でCDデビュー。14年日本テレビ系「SHARK~2nd Season~」で連ドラ初主演。20年「知らなくていいコト」に出演する。グループではセンターを務め、「24時間テレビ43」では初のメインパーソナリティーに就任。172センチ、血液型A。