女優石原さとみ(33)主演のフジテレビ系連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(木曜午後10時)の第3話が、30日に放送される。

石原演じる萬津総合病院の病院薬剤師・葵みどりが、患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために奮闘する姿を描いていく。「アンサング」とは「称賛されない」という意味。たとえ脚光を浴びなくても、縁の下の力持ちとして患者を支える病院薬剤師たちのヒューマンドラマ。

第3話では、萬津総合病院薬剤部のみどり(石原)と相原くるみ(西野七瀬)は救急センターの調剤室で仕事中。処置室にいた副部長の瀬野章吾(田中圭)から、搬送された小学校教師、新田奏佑(浅利陽介)の処置を手伝うよう呼ばれる。新田は意識を取り戻すが、医師から告げられた入院を拒否する。

調剤室に戻る途中、病院薬剤師の忙しさにへきえきするくるみに、みどりは産休育休を取っていた先輩が戻ってくると告げる。しかし、その先輩はドラッグストアに転職することになってしまった。このままでは忙しくなりすぎて、みんな辞めてしまうと嘆く主任の刈谷奈緒子(桜井ユキ)を部長の販田聡子(真矢ミキ)がいさめる。

みどりとくるみが、新田に服用薬を聞くと大量の薬を出してきた。中には日付の古い薬がある。くるみは半分に割られて処方された錠剤に気付くが、みどりが制した。錠剤を割る処方は、その薬剤で行ってはいけないものだった。みどりから話を聞いた刈谷たちも憤る。みどりはドラッグストアに電話して、新田の薬を出した薬剤師に問い合わせるがしらけた対応に腹が立つだけ。それならばと、みどりは直接ドラッグストアに赴く。ちゅうちょしながら店内に入り、薬剤師を探すみどりに声をかけた店員は中華料理店「娘娘亭」で顔見知りの小野塚綾(成田凌)だった。薬剤師だったことと電話での新田の薬についての応対も小野塚だったことに憤るみどり。どうやら、小野塚は病院薬剤師を嫌っている様子だ。