東京・歌舞伎座は1日、「九月大歌舞伎」(同1~26日)の出演者、演目を発表した。

8月と同様、4部制が取られ、第3部は、中村吉右衛門(76)、尾上菊之助(42)が出演する「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき) 引窓」が上演される。

毎年9月の歌舞伎座では、初代中村吉右衛門の功績をたたえる「秀山祭」が行われてきた。今年は興行全体は「秀山祭」と銘打たれてはいないが、「双蝶々-」には「秀山ゆかりの狂言」と記された。秀山は、初代吉右衛門の俳名。

ほかに第1部は中村梅玉らによる「寿曽我対面」、第2部は松本幸四郎らによる「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」、第4部は坂東玉三郎の「口上」「鷺娘」。