歌舞伎俳優の片岡愛之助(48)が、東京・歌舞伎座が156日ぶりに公演を再開した感動をブログにつづった。

新型コロナウイルス感染拡大により3月以降公演を実施していなかった歌舞伎座だが、公演中は扉を開放するなどの対策を取った上で、8月1日に「八月花形歌舞伎」(26日まで)で156日ぶりに公演を再開した。

愛之助は2日にブログで、「日々コロナの新規感染者数が増える中の初日でしたので、色んな思いは有りましたが、客席は人数制限で半分ですし、このコロナの中来てくださるかが心配でしたが、幕が開くと満員のお客様、そしてお客様は半分でも満員の拍手の三倍はあったと思います」と前日の公演を振り返った。「連獅子で舞台に出て、中央に座っても拍手が鳴り止まず、涙が出そうになりました。お客様は待ってて下さったんだなぁと、感謝の気持ちいっぱいで勤めさせて頂きました」と感激した様子で、「舞台からもお客様が泣いてらっしゃっるのが見え、舞台上では長唄鳴り物連中の皆様が、マスクを着け、新しい形の歴史的瞬間だと感じました」と熱っぽく続けた。

「先ずは千穐楽まで全員無事に勤める事が、来月九月の歌舞伎座に繋がる事なので、無事勤め上げたいと思ってます」と意気込んだ。