エレファントカシマシが6日、公式サイトとツイッターで、1990年(平2)から続く東京・日比谷野外大音楽堂での公演を、10月4日に開催すると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大の中、ファンの間では、19年まで前人未到の30年連続で開催を続けた“聖地”での公演が途絶えるのではないかと心配の声があったが、ファンの期待に真正面から応えた格好だ。

新型コロナの感染予防対策として、厚生労働省のイベント開催に関するガイドラインに基づき、会場内の収容人数を50%以下に制限する形で実施する。そのため、公演開催当日にオンライン生配信を実施する予定だと発表した。配信チケットの販売に関しては決定次第、発表する。

公式サイトは「新型コロナウイルス感染症の予防対策を実施した上で開催いたします。例年の公演と異なる点もあり、ご来場のお客様にはご不便、ご迷惑をおかけすることもございますが、ご来場のお客様、出演者、スタッフの安全を確保するため、みなさまのご理解、ご協力をお願い申し上げます」とファンに協力を呼びかけた。

また、日比谷野外大音楽堂での公演は、会場周辺でも歌唱や演奏が聞こえるため、チケットをゲット出来なかったファンらが会場周辺で集まる、いわゆる「外聞き」行為が散見される。公式サイトは「会場周辺の混雑を防止するため、会場周辺にお集まりいただくこと、いわゆる『外聞き』行為は一切禁止とさせていただきます」と発表。その上で「周辺に一定時間滞在されたり立ち止まったりしている場合、係員がお声がけさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください」と呼び掛けた。