宝塚歌劇団は6日、新たに新型コロナウイルス感染者が兵庫・宝塚大劇場での花組公演出演者とスタッフあわせ計7人判明したと発表した。4日に発表された4人に加え計11人。兵庫県はクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。

またこの日夜、東京宝塚劇場で上演中の星組公演出演者1人もPCR検査で陽性が確認され、7日から当面の間、上演中止すると決めた。同出演者は無症状。

宝塚での花組公演でクラスター発生を受け、東京や、大阪・梅田芸術劇場の宙組出演者でもPCR検査が進められていた。

宝塚公演の感染者11人は、16日まで中止を発表している宝塚の花組公演関係者で、出演者8人とスタッフ3人。スタッフは観客と接する立場になく、11人に重症者はいない。出演者らは自宅待機中。劇団は保健所の指導のもと「すでに必要箇所の消毒作業を始めています」。花組公演は、2日に関係者の体調不良が判明し上演中止となっていた。