明石家さんま(65)が8日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演し、大阪府の吉村洋文知事(45)が新型コロナウイルス感染予防策として「うがい薬」の使用を推奨して騒動になったことについて「お金が動いてんの?」と思ってしまったことを明かした。

吉村知事は4日、療養施設に入所している軽症、無症状患者約40人にイソジンなどポビドンヨード配合のうがい薬でうがいをしてもらったところ、唾液検査の陽性率の低下が確認されたなどとする主張を会見で発表した。その後ドラッグストアでうがい薬が品薄になる一方、識者らから科学的根拠がないとの反論が出たり、日常的に使用していたうがい薬が入手困難になってしまった医療現場が抗議文を送るなど騒動になっている。さんまは番組で「吉村君もちょっとアレかな。急ぎ過ぎてんのかな、今。あの若さだし、周りにもごちゃごちゃ(助言を)言う奴がいるんでしょうけども」とこれに言及。「我々お笑いの場合は『お前が言え言え言うたからやないかい!』で片がつくけど、知事となるとそうはいかない。でも小池さんみたいにあんまり言わないと、『同じことばっかり言いやがって』みたいなことを言われる。もうどうしたらええねんっていう」と吉村知事の心中をおもんぱかった。

その上で、会見が知事の前のテーブルに数多くのうがい薬を並べて行われたことに触れ、「これお金が動いてんのかなって思った。国がマスク配ったときもそうやんか。だから今さらうがい薬がいいですよって言われて、え?お金が動いてんの?これって。素人考えだけどどうしてもそう思ってしまう」と持論を展開。とはいえ「こうしたほうがええ、ああしたほうがええと、向こうは向こうで必死やろうけどもね」とフォローもしていた。