波瑠主演のテレビ朝日系ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」(木曜午後9時)の13日第2回の平均視聴率が12・0%だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回は13・1%だった。

警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係(通称文書解読係)に所属する肉体派熱血刑事・矢代朋(波瑠)と、文字フェチの頭脳派刑事・鳴海理沙(鈴木京香)がバディを組んで未解決事件の解決に挑む人気ドラマの第2弾。

クセのある書風で「藤原」と刺しゅうされているスーツを着た男性が他殺体で見つかった。

刺しゅうの文字が気になった「特命捜査対策室」第6係の刑事、矢代朋(波瑠)が文字のエキスパートである先輩、鳴海理沙(鈴木京香)にそれを見せると、理沙はハッと目を見張る。その書風は理沙が大好きな鎌倉初期の歌人、藤原定家の筆跡を模した「定家様」だった。理沙は被害者がただの「藤原さん」ではないとにらむと同時に、ある未解決事件の記憶がよみがえる。

それは今から10年前、国語学の権威である啓星大学の教授、板橋京介が研究室内で何者かに殺された事件。研究室からは古書店「大倉堂」の店主、倉木達也が「鑑定のため板橋に預けていた」と主張する古書が消えていたのだが、その古書は藤原定家直筆による写本、「定家本」の可能性がある代物だった。