NHKの朝の情報番組「あさイチ」(月~金曜午前8時15分)が17日、1週間ぶりに生放送で再開された。

同番組では、今月8日までに、番組のスタッフ3人が新型コロナウイルスに感染。司会の博多華丸、大吉と近江友里恵アナウンサーは濃厚接触者ではなかった。先週は、夏の特別編成で、スタジオからの生放送はなかった。

この日は、近江アナは夏休みで、リポーターの小林孝司アナが博多華丸、大吉と司会を務めた。

小林アナは「番組ではコロナ対策などをお伝えし、感染対策は行っていたのですが、スタッフから感染者を出してしまったことを重く受け止めています」。大吉は「いずれ誰かがかかるのかと、こんな日が来るのかとは思っていた。あれだけ気を付けてもかかってしまう」などと話した。

番組では、3人のスタッフがいつ発症したのかを、ボードを使って説明。さらに、視聴者からの意見も伝えた。そして、専門家による番組内の感染対策に落とし穴がなかったのかを検証した。

同番組では、打ち合わせをリモートで行っていた。だが、感染したスタッフの2人はロケの日程が迫っていたので、会議室はパーテンションがあり、アクリル板をはさみ、それぞれマスクをしていたという。扇風機をまわし、空気を循環させていたが、専門家は、打ち合わせの時間が長引くと、感染リスクが高まると指摘した。