女優石原さとみ(33)主演のフジテレビ系連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(木曜午後10時)の第6話が、20日に放送される。

石原演じる萬津(よろづ)総合病院の病院薬剤師・葵みどりが、患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために奮闘する姿を描いていく。「アンサング」とは「称賛されない」という意味。たとえ脚光を浴びなくても、縁の下の力持ちとして患者を支える病院薬剤師たちのヒューマンドラマ。

第6話では、みどり(石原)たちが区民センターで「高齢者のための服薬指導教室」を行った帰り、パッチワーク教室にいる小川早苗(高林由紀子)に気付く。すると早苗はその場でふらつき、倒れてしまう。

早苗は、萬津総合病院に搬送され入院。みどりが、現在飲んでいる薬があるのか聞くと、なにも飲んでいないと答える。その後、処方された薬を指示通りに飲む早苗だが、一向に体調が良くならない。

悩むみどりに薬剤部・副部長の七尾拓(池田鉄洋)は、早苗が「多剤耐性菌」(抗生剤を使用しすぎることにより、多くの抗生物質に耐性を獲得した菌)を持っている可能性を疑う。しかし「多剤耐性菌」は医師から処方されている抗生剤がなければならないはず。みどりは早苗が倒れる前に飲んでいた薬が本当になかったのかを確かめる。

一方、生理痛がひどく、萬津総合病院の外来にやって来た遠野倫(山谷花純)。薬剤部主任の刈谷奈緒子(桜井ユキ)の指示で、相原くるみ(西野七瀬)は倫を相手に、初めて1人で服薬指導をすることに。倫はくるみの服薬指導通りに薬を飲んで生活するも、体調が改善しない。それどころか、激しい腹痛に襲われ、入院することになってしまう。

刈谷はみどりに、やはりくるみと一緒に付いてほしいと提案する。しかし、責任を感じたくるみは、自分に任せてほしいと懇願する。