タレント神田うの(45)が30日、都内で自身が考案した特製パフェをキッチンカーで実演販売するイベントに出席した。

6月30日付で31年所属した芸能事務所を退所してから初の公の場。「もともと自由でやっていたんですけど、さらに自由になった。気は楽になりました。所属していると会社の心配もしなきゃいけないので。社長は私にとって芸能界のパパで、社長からも相談も受けていましたから」と晴れやかな表情をみせた。

スマホで注文決済を行うテークアウトアプリClickDishesと、麻布十番で人気のフレンチ店「釜津田」と神田がタッグを組んで今回のサービスが実現した。神田は経緯について「人とのつながり。(釜津田は)ケータリングなどにも来ていただいたレストラン。自分のネットワークでお仕事に発展しました」と説明。

これまでブライダル関連で引き出物用にバウムクーヘンをプロデュースしたことはあったが、本格的に食品のプロデュースに挑戦したのは初めてといい「夏にぴったりなシャインマスカット。インスタ映えもする」とアピール。「季節の物とか、焼き菓子、バスクチーズケーキとかベイクドチーズケーキとか送れるものを全国展開していきます」と展望を話した。

独立にあたり社長からは「うのらしく頑張ってね。いつでも電話してきてね」と言われたといい、「優しい社長なんですよ。人が良すぎて…」と感謝した。周囲からは「よかったね」「おめでとう」「今までよくいたね」「偉かったね」などと声をかけられたという。芸能事務所から独立するタレントが相次いでいる現状について「SNSでアカウントをもって自分で発信できる時代になっている。今までは大手事務所に所属して守られる。逆にこれはやっちゃいけないよってマネジメントできたけど、今はそれが出来ない。そこ歩いている人がカメラをもって勝手にあげちゃうような時代。それぞれ個々にっていう時代になっているんじゃないかなって思う」と持論を語った。

今後については「ご縁があるものに関しては何でも前向きにトライしていこうとは思っている。子どもに手がかからなくなってきたから、自分の、神田うのとしての人生なので、お仕事として前向きに。いろんなジャンル問わずにプロデュースの仕事や何か物を作ったり生み出したりするのが好きなのでそういうお仕事をやっていきたい」と意気込んだ。