横浜流星と浜辺美波がダブル主演する日本テレビ系連続ドラマ「私たちはどうかしている」(水曜午後10時)の2日放送の第4話世帯平均視聴率が8・4%(関東地区世帯)だったことが3日、ビデオリサーチの調べでわかった。

第1話は9・6%、第2話は7・8%、第3話は8・2%だった。

同名の漫画が原作で、老舗和菓子店が舞台のラブミステリー。浜辺は和菓子職人の七桜(なお)を演じる。横浜は創業400年の老舗和菓子店の跡取り息子・高月椿(つばき)役を演じる。2人は幼なじみだったが、「容疑者の娘」と「被害者の息子」。15年前に七桜は、椿の父親の殺害事件に対する容疑者として逮捕された住み込みの職人だった母親の無実の罪を晴らすために、正体を隠したまま、椿と結婚する。過酷な運命に翻弄(ほんろう)されながらもひかれ合う姿が描かれる。

椿の母親で和菓子店のおかみ・今日子役を観月ありさが演じるほか、佐野史郎や高杉真宙、山崎育三郎、鈴木伸之らも出演する。

第4話で、一向に出て行こうとしない七桜にいら立ちを募らせる今日子は、七桜に大事な得意客にお茶を出すよう命じる。しかしそれは座敷で七桜の作法を試す嫌がらせだった。七桜は住む世界が違うとさげすまれ、落ち込む。

そんな中、城島(高杉真宙)と和スイーツカフェに出かけた七桜は、純粋に菓子の話で盛り上がれる城島に癒やしを感じる。実家の和菓子店の名物・わらび餅があるので食べに来るよう誘われた七桜はその夜、離れの従業員の部屋へ向かう。そこはかつて七桜が母・百合子(中村ゆり)とともに住んでいた部屋だった。懐かしさを感じる七桜だが、城島は七桜に急接近すると、そこに椿が現れる。

翌日、七桜は城島が店を辞めることを聞く。城島をクビにしないよう頼む七桜だが、椿は再び冷たい態度に戻ってしまう。2人の仲に亀裂が入ったことに満足げな今日子は、城島にまた金を渡して仲を引き裂くことを頼む。

一方、椿は多喜川(山崎育三郎)の紹介で、投票で1位になれば全国で和菓子が売り出されるというデパートの七夕催事への出店を依頼される。以前同じような催しで注目を浴びた椿だが、その時多喜川は能登の小さな店「しまや」を推薦していたと話す。その店の名前を聞き、ピンとくる椿。実は、「しまや」は城島の実家で、その催しをきっかけに、城島は椿を恨んでいた。

そんな中、七桜は城島が借金取りに追われていることを知る。城島は病気の父のために借金をしており、父のわらび餅を作れない自分は店を開けられないと話す。なんとか実家の店を再開して欲しい七桜は、城島が何か隠していると気付きながらも、わらび餅を再現することに挑戦する。椿を思い続けている栞(岸井ゆきの)は、新たな見合いの席で七桜が「人殺しの娘」だと聞く。