歌舞伎役者で俳優の香川照之(54)が8日、都内で「MARUCHAN QTTA商品リニューアル&新CM記者発表会」に出席した。

14日から放送される同商品の新CMに出演。スタンダップショーの雰囲気でステージに立つ香川が、迫力満点に商品の魅力を伝えている。全6パターンのCMはセリフの一字一句まできっちり決まっており、「これはすごいやる気だなと思いました」。出演中のTBS系ドラマ「半沢直樹」(日曜午後9時)と並行して撮影され、「歌舞伎座と『半沢直樹』とQTTAの(CMの)せりふを覚えて終わる、そんな先月でした」と多忙を振り返った。

撮影はカメラ4台で行われたが「カメラ目線が大好きなのですぐに見てしまう。監督から注意されました」。ドラマでは“顔芸”とも評される熱演ぶりを披露するが、同商品を試食中もまっすぐ前を見据え「こういう時もカメラ目線を外さないんです!」とドラマばりの鋭い視線で笑わせた。

また、売上アップを期待され「MARUCHAN QTTA戦略担当常務」の辞令を受けた香川。「半沢-」前シーズンは東京中央銀行の大和田常務を演じたが、今シーズンでは取締役に降格しており「なかなか常務に返り咲けませんので、こちらで」とニヤリ。最後は「1人でも多くの方に食べていただけるよう努力する所存です」と“常務”らしく決意表明した。

会見ではプライベートについてもトーク。コロナ禍の在宅期間中は料理に目覚めたといい「カレーのタマネギをみじん切りにして、それを炒めている時が一番心落ち着きます」。「普段はどんな服装をしているのか」という変化球の質問にも「普通にTシャツと短パン」と答えつつ、「アイドルに聞く質問を僕にしてどうするんですか! 54歳、独身でございますよ?」と切り返して笑いを誘った。