横浜流星と浜辺美波がダブル主演する日本テレビ系連続ドラマ「私たちはどうかしている」(水曜午後10時)の9日放送の第5話世帯平均視聴率が9・2%(関東地区世帯)だったことが10日、ビデオリサーチの調べでわかった。

第1話は9・6%、第2話は7・8%、第3話は8・2%、第4話は8・4%だった。

同作は同名の漫画が原作で、老舗和菓子店が舞台のラブミステリー。浜辺は和菓子職人の七桜(なお)を演じる。横浜は創業400年の老舗和菓子店の跡取り息子・高月椿(つばき)を演じる。2人は幼なじみだったが、「容疑者の娘」と「被害者の息子」。15年前に七桜は、椿の父親の殺害事件に対する容疑者として逮捕された住み込みの職人だった母親の無実の罪を晴らすために、正体を隠したまま、椿と結婚する。過酷な運命に翻弄(ほんろう)されながらもひかれ合う姿が描かれる。

椿の母親で和菓子店のおかみ・今日子役を観月ありさが演じるほか、佐野史郎や高杉真宙、山崎育三郎、鈴木伸之らも出演する。

第5話で七桜の母を演じていた夕子(須藤理彩)の小料理屋に突然現れた今日子は、夕子に卑劣な圧力をかける。

一方、妊娠しているかもしれない七桜は、椿への思いと正体を隠している後ろめたさの間で揺れていた。そんな中、結婚式の招待状を送るため椿から実家の住所を聞かれた七桜は、遠いので母は呼ばなくていいとうそを重ねる。しかしそこに現れた今日子が、夕子は近くで店をやっているのではと問い詰める。苦し紛れに言い逃れをする七桜だが、椿は夕子にあいさつに行くと言い出す。

店を訪れた椿と七桜から結婚式に招待された夕子は、自分が七桜の母親ではないことを告白しようとする。椿が七桜のため、夕子に結婚式に出て欲しいと頭を下げる姿を見て、七桜は全てを椿に打ち明けてうそのない関係になろうと覚悟を決める。

翌日、椿は七桜を連れ夜の庭へ。蛍が舞う幻想的な風景を七桜に見せたかったという椿は、そこで父との思い出を語る。七桜は、意を決し真実を打ち明けようとするが、今日子に割って入られ、タイミングを逃してしまう。

そんな中、大旦那(佐野史郎)は弁護士を呼んで、なにやら話をしていた。その脳裏には15年前、「さくら」という女の子が作った菓子の味が鮮明によみがえっていた。そして、七桜と椿の結婚式と重なっていた毎年恒例の茶会「夕ざりの茶事」を1週間前倒しにすると決める。

一方、見合いの席で、七桜の母親が人殺しだといううわさを聞いた栞(岸井ゆきの)は、椿の結婚式の日取りが決まったと知り、ある決意をする。

その頃、城島(高杉真宙)の部屋に再び行くことになった七桜。そこは、母・百合子(中村ゆり)と暮らした懐かしい部屋。1人で部屋に残され、昔よく隠れて寝ていた押し入れをのぞくと、天板裏に道具箱が隠されていることに気づく。そこには椿の父・樹(鈴木伸之)から百合子に宛てた手紙、そして「七桜へ」と書かれた封筒が入っていた。そこには、2人の運命を揺るがす残酷な事実が記されていた。