女優石原さとみ(33)主演のフジテレビ系連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(木曜午後10時)の10日放送の第9話の視聴率が9・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが11日、分かった。

前週の9・3%%より0・3ポイント、アップした。

第1話から10・2%、9・8%、8・8%、10・6%、9・4%、9・7%、9・3%、9・3%だった。

石原演じる萬津(よろづ)総合病院の病院薬剤師・葵みどりが、患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために奮闘する姿を描いていく。「アンサング」とは「称賛されない」という意味。たとえ脚光を浴びなくても、縁の下の力持ちとして患者を支える病院薬剤師たちのヒューマンドラマ。

第9話で、薬剤部副部長の瀬野章吾(田中圭)がみどりの目の前で倒れた。救急センターに運ばれて、豊中瑠衣(臼田あさ美)の治療を受けた瀬野は、すぐに意識を取り戻す。詳しい検査を受けることになった瀬野は付き添って来たみどりに、仕事に戻るよう指示した。

翌朝、萬津総合病院には瀬野が倒れたといううわさが広がり、調剤室にも伝わる。が、いつものように顔を出した瀬野は逆流性食道炎だったと仲間たちを安心させる。そんな瀬野に主任の刈谷奈緒子(桜井ユキ)は静養した方が良いと忠告。同意した瀬野は、みどりに救急センターの手伝いを頼む。その後、瀬野は部長の販田聡子(真矢ミキ)に、瑠衣から肺に腫瘍の疑いがあると指摘されたため精密検査を受けると報告。そんな時、瀬野に救急センターから急患の呼び出しが入る。

搬送されて来たのは若月陽菜(徳永えり)。陽菜の所持品から薬を探した瀬野は抗不安定薬の大量の殻を見つけ、オーバードーズ(薬の多量摂取)を疑う。処置にあたっていた瑠衣は、みどりに薬袋の調剤薬局に連絡して陽菜への処方歴を確認するよう頼んだ。すると、陽菜は複数の医療機関から同じ病気の処方箋を受け取り、大量に薬を手に入れていたことが判明。みどりは相原くるみ(西野七瀬)と病室へ服薬指導に行くが、みどりは反抗的な陽菜にからかわれてしまう。

瀬野は精密検査の結果を消化器内科の畑中聡(長谷川朝晴)から知らされる。それは瀬野にとって受け入れ難いものだった。