俳優福士蒼汰(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「DIVER~特殊潜入班~」(22日スタート、火曜午後9時、初回15分拡大)の制作発表が16日、都内で行われた。

福士が演じるのは、かつては窃盗や暴力事件の常習犯で、異常に高いIQと身体能力を買われて兵庫県警の潜入捜査チーム「D班」の一員となる黒沢兵悟。D班班長・伊達直哉を安藤政信(45)が演じる。

安藤と共にアクリル板で仕切られながら会見に臨んだ福士は、初のダークヒーロー役に「元天才詐欺師で、頭が切れる。悪い部分もあるが悪を成敗する。そんな男」。安藤はアクリル板越しに「(刑務所)面会みたい(笑い)。僕は絶対に捕まるような人間じゃない。プライベートでも。安心してください」と笑った。

物語は全編神戸ロケで撮影。7、8月にかけて撮影されたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で完成が危ぶまれた。

福士は「中止になる可能性もあった。みんなに助けられて出来上がっているなと感じた。エンターテインメント、おれたちって本当に必要なのかなという永遠の悩みがある。でも、SNSで、見たい、やってほしいという声があった。それが、ありがたかった」。

安藤は「撮影前に芸能界全体にコロナの自粛があって、県外への移動ができない。それが解除されてロケができる喜び、芝居ができる喜びがありました」と話した。

安藤が演じる伊達は潜入捜査の指揮官であると同時に、高校生の娘の父親でもある。初の父親役に安藤は「僕が父親役なので、爆笑できると思っています。今までやったことない芝居を見てもらいたい。ホロッとくると思うし、爆笑できる。ホロッとしながら爆笑して欲しい」。そこへ福士が「生活感のない男が!」と笑いながら突っこんだ。