シンガー・ソングライター岡本真夜(46)が京都芸術大学付属高校の校歌「光」を手掛けたことが17日、分かった。16日に京都府内の同校をサプライズ訪問し、校歌を初披露した。

同校は京都芸術大の併設校として19年4月に開学。理事の徳山豊氏が京都芸術大副学長で放送作家の小山薫堂氏にプロデュースを依頼した。小山氏は「これから新しい明日を重ねていく高校生にふさわしい応援歌」として真っ先に岡本の代表曲「TOMORROW」をイメージ、作詞作曲を依頼したという。

同校では入学式が新型コロナウイルスの影響により中止に。外出自粛や登校制限など閉塞(へいそく)感を感じている生徒へ向けた「新入生歓迎イベント」の一環として、この日の“サプライズ”が企画された。

岡本は小山副学長の紹介を受けて登場すると、「TOMORROW」を歌唱した。騒然となる会場に、校歌制作というさらなるサプライズを発表。生徒を前に校歌「光」を初披露した。最後は歌詞と譜面にサインをして生徒にプレゼントするなど交流も楽しんだ。

岡本は6カ月をかけて楽曲を制作。「高校生のみなさんはこれから楽しいことがいっぱい待っています。でも時にはつらいことや悲しいことにも出会うと思います。そんな時にこの曲を聴いて、また歌って前向きな気持ちになって欲しいという想いを込めて、この曲を作りました。みんなのそれぞれの夢がかないますように、自分が描く幸せの形にたどり着けますように願っています」とコメントした。