中井貴一(59)が18日、オンラインで行われたテレビ東京の10月改編説明会に、ゲストとして出席した。

中井は、秋元康氏が企画・原作を担当するドラマ「共演NG」(10月26日スタート、月曜午後10時)に主演。鈴木京香(52)を元恋人役に、25年間の共演NGが解かれた大物俳優同士のラブコメディーを演じる。

「共演NG」という業界のタブーを扱った題材。中井は「今のドラマ界にはないドラマ。テレビドラマでこういうこともできるんだという1つのアンチテーゼが見せられればという気持ちで臨んでいる。事実もうそも盛り込んでいるので、気楽な気持ちで楽しんでいただけたら」とアピールした。

オファーを受けた心境については「その時代にないものをやりたいというのが主義。テレビ東京以外ではできないむちゃくちゃな作品だと思って、引き受けさせていただきました」。同局については「自由で、いい意味で許容範囲がない。制約が少なく作れる局」と印象を語った。

共演NGの人は? という質問には「いないですね」と回答。「人間性が嫌な人でも感性がよければいい。普段の性格が少々悪くても、いい作品が作れればいいかな」と笑った。また「一番ダメなのは、感情が動かない人。動いていないなと思ったら、こちらが仕掛けます。動くようにします」と話した。

稲田秀樹プロデューサーは共演NGの実態について「話しにくいんですけど、長年やってきて正直あります」と告白。「一番多いケースは過去の恋愛絡み。事務所同士の関係だったり、個人的な酒場での悪口的な話だったり、いろいろございます」。キャスティング後に主演から共演者NGが出た際には、「内々に説明していたのに、どうやって説明して断ったらいいんだろうと困ったこともありました」と苦労を明かした。