軽度の小脳出血で療養中の加山雄三(83)が、レギュラーを務める21日放送のBS朝日「歌っていいだろう」(月曜午後11時)に手紙を寄せ、近況報告していることが19日、分かった。復帰に向けた前向きなメッセージを送っている。

同番組は加山とラップグループ、スチャダラパーのBose(51)による音楽トークバラエティー。加山は先月29日、誤嚥(ごえん)により救急搬送。その際せき込んだことにより軽度の小脳出血を起こしていることが発覚し、現在も療養を続けている。

加山の手紙は番組冒頭で紹介。「少しの間、番組をお休みさせてもらいます」と報告し、近況について「今は治療に専念しています。1日も早く皆さんの前に戻ってこられるよう、がんばりますから少しの間、待っててくれるとうれしいです」。新型コロナの影響にも触れ「皆さんどうぞご自愛くださいね。またお会いしたいと思います!」とポジティブにつづった。

加山不在での初収録となったが「名司会の君がいるから安心して任せることができます」と、番組パートナーのBoseに感謝。ゲスト出演したシンガー・ソングライター斉藤和義(54)とは16年のデビュー55周年記念ライブで共演するなど縁があり、「ほんとは直接会いたかったな~!」などと熱望していた。

放送ではBoseと斉藤が加山との交流秘話を明かす。Boseは加山を「動くパワースポット」といい、「元気な人がもともと持っているパワーを感じるんです。だからすぐに会えるんじゃないかな」と再会を心待ちにする。斉藤は「次回はまたご一緒に演奏したい」と期待した。