俳優三宅裕司(69)が25日、都内で、座長を務める劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第58回本公演「世界中がフォーリンラブ」(10月9~25日、東京・サンシャイン劇場)の取材会に出席した。

コロナ禍の中、準備を進めてきた三宅は「お客さんを喜ばせる芝居を40年やってきた劇団です。(公演を)やめる手はない。やめるという考えはなかった。明日から頑張ろうと思っていただければ」、小倉久寛(65)も「劇場にいる人たちが1つになれればいい」と話した。

劇団員それぞれの事情があることを鑑み、同公演に関しては自由参加にしたという。三宅は「全員にメールをして、自分の考えを伝えました。ほとんどの劇団員が参加してくれました」と説明した。

誰でも好きになってしまう新型ウイルスがまん延している中、本当の愛、純愛を探すという設定。現在の状況を逆手に取って、パロディーをちりばめ、コメディーを作り上げる。

純愛にからめ、自身の純愛エピソードを聞かれると、三宅は「純愛のかたまりです。小学4年で知り合って、高校3年で付き合って、7回別れて、35歳で結婚しましたから、これは純愛でしょ。純愛を貫いた、と言った方が今後の結婚生活がうまくいく」と話した。

小倉は「結婚してくれって100回くらい言ってやっと結婚した。結婚してもらったので、何でも言うことを聞きます。怒られてもハイ、ハイと…」と苦笑いだった。