コント日本一を決める「キングオブコント2020」決勝が26日、TBS系で生放送され、ジャルジャルが優勝した。

1回目のボートレース場で新人歌手がヤジに耐えるネタで500点満点中477点を獲得、トップで上位3組のファイナルステージに進出。2回目のタンバリンをもった泥棒のネタも464点でトップとなり、計941点を獲得。完全制覇でエントリー総数1707組の中から第13代目キングに輝いた。

名前を呼ばれた瞬間に2人は両手を挙げてガッツポーズ。福徳秀介(36)は「うれしいです」と涙を流し、後藤淳平(36)は「13回挑戦して、本当にやっとという感じで最高です」と笑顔を見せた。審査員を務めたダウンタウンの松本人志(57)からは「例年に比べてお客さんも少ないし、決していい状態ではなかった。ジャルジャルはとっくに優勝していてもおかしくないコンビですから」と改めて評価された。

2人は番組終了後にリモートの会見に応じた。福徳は「今回は一番芸歴が長く、後輩には負けられないプライドの闘いだった」と振り返った。後藤淳平(36)は「今年優勝できへんかったらどうすんねんっていうプレッシャーはあった」といいつつ「今回は準備段階から優勝がイメージできていた気がします」。次の目標については「宇宙空間でコントをしたい」と明かした。

優勝の要因について後藤は「よしもとさんが劇場沢山もっていて、沢山準備をできた」とコロナ禍でも多く舞台に立つ機会があったことを挙げた。

賞金の使い道について問われた福徳は「ボケへんのかいって言われると思う」と前置きしつつ「家族に人間ドックをプレゼントしたい。健康だから幸せも味わえる」と答えた。一方、後藤は「同じ原付を何台も買う」とひとボケした後に「こんなに賞金を意識していなかったのは初めて。意識せずにやっていた。決めきれていないですね」と幸せな様子をみせた。