スペイン北部サンセバスチャンで開かれた第68回サンセバスチャン国際映画祭の授賞式が26日開かれ、コンペティション部門で佐藤快磨監督(31)の「泣く子はいねぇが」の月永雄太撮影監督(44)が最優秀撮影賞を受賞した。

現地を訪れられなかった佐藤監督(秋田市出身)と月永撮影監督(静岡県出身)は「受賞は光栄だ」と感謝する動画を授賞式に寄せた。佐藤監督は「本当に驚いている」、月永撮影監督は「実感がわかない。早く公開してほしい」とそれぞれのコメントも発表した。

「泣く子はいねぇが」は佐藤監督のオリジナル脚本による劇場映画デビュー作。子どもが生まれたにもかかわらず、父になる覚悟が持てない主人公が徐々に成長していく姿を描いた。秋田県男鹿半島の伝統行事「ナマハゲ」がストーリーの要で、俳優の仲野太賀さんが主演。日本では11月20日に公開される。

サンセバスチャン映画祭は欧州でカンヌ、ベネチア、ベルリンの3大国際映画祭に次ぐ水準の知名度を持つ。今回、コンペティション部門は14作品で競われ、河瀬直美監督の「朝が来る」も選出されていた。最高賞はジョージア出身のデア・クルムベガシビリ監督の「ビギニング(英題)」。(共同)