テレビ朝日の定例社長会見が29日、東京・六本木の同局で行われ、早河洋会長(76)が出席した。

27日放送の最終話が平均視聴率32・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、高視聴率のまま幕を閉じた堺雅人主演のTBS系ドラマ「半沢直樹」について、「(第1シリーズから)7年間時間がたって、制作陣も出演者も大変苦労されたのではと想像できる。時代の変化が激しい中で、整合性を取れるのかということだと思う」。また「堺雅人さんの演技が番組を強烈に引っぱった」とし、「半沢-」が全話平均視聴率24・7%を獲得したことには「『ドクターX』が負けましたけれど、あんまりジェラシーとかそういう思いは湧きませんでした」と話した。

早河会長は「テレビは、番組自体が熱量を持っているかがヒットの条件」とも語り、「配役、個性的な俳優さんの演技、それを操った演出力。大きな声では言いませんけれど、静かに敬意を表したいと思います」と賛辞を送った。