お笑いコンビ爆笑問題の太田光(55)が、日大芸術学部に裏口入学したと虚偽を報じたとして新潮社を提訴した「日大芸術学部裏口入学裁判」が1日、東京地裁で開かれた。太田が初めて出廷した。

午後1時半から始まった裁判は、午後3時ごろに休憩をはさみ、午後3時15分ごろ“第2部”に突入。午後5時30分ごろまで続いた。証人が6人が出廷し、休憩を含めて計4時間に及んだ。判決公判は今年12月21日午前10時に開かれることも決まった。

週刊新潮は18年8月16・23日号で「爆笑問題『太田光』を日大に裏口入学させた父の溺愛」と題した記事を掲載。

太田側は日大芸術学部に裏口入学したとの虚偽の記事を「週刊新潮」に掲載されたと、発行元の新潮社に約3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて東京地裁に提訴していた。

18年10月に第1回の口頭弁論が行われ、その後は和解交渉が行われたが決裂していた。口頭弁論でのやりとりは、主に弁護士同士が行ってきた。

▽新潮社のコメント「今日の尋問において、限られた時間内に可能な限り記事の真実性の立証を尽くしました」。