俳優岡本健一(51)が1日、東京・渋谷区の新国立劇場で主演舞台「リチャード二世」(2日開幕)のフォトコールを行った。

足かけ12年をかけた歴史絵巻の最終章。「すべての集大成。シェークスピアという人が書く物語は、心の動き、欲望、愛、生と死が本当にうまく書かれているので、劇場で体感してほしい。現代の日本にもリンクしていて、不思議な力を感じます」。シリーズをともにしてきた共演の浦井健治(39)、中嶋朋子(49)に対して「命がけで取り組んでいる姿を共有し、リスペクトと、異様な信頼がある」と自信をみせた。

イベント収容人数の制限緩和を受け、「万全の感染対策をし、客席も安心して見られるようになっています」。浦井は「演劇ってすてきだなという空間を体感していただけるように、エネルギーを回していきたい」。中嶋は「こういう時期にお客さまの前でお芝居ができることを幸せに思います」と話した。