三浦翔平(32)が1日、都内の丸の内TOEIで行われたアニメ映画「魔女見習いをさがして」(佐藤順一監督、11月13日公開)完成報告イベントに登壇した。

三浦は最後のあいさつで「このようなご時世で、つらくて悲しいニュースも最近、多いですけど、この映画を通して少しでも元気に、そして少しでも明るい気持ちになっていただけるといいなと思います」と、かみしめるように語った。

「魔女見習いをさがして」は、1999年(平11)からテレビ朝日系で4年、放送されたアニメ「おジャ魔女どれみ」シリーズの20周年記念作品として、完全新作映画として製作された。

森川葵(25)、松井玲奈(29)、ももいろクローバーZ百田夏菜子(26)演じる3人の女性が、作品ゆかりの地を巡る旅をする姿を描いた。

三浦は子供の頃、「おジャ魔女どれみ」が大好きで見ていたという。「20周年で映画をやるとインターネットニュースで拝見し、個人のインスタグラムで『すごく楽しみだから見たい』と勝手に宣伝したら、まさかのオファー…。ぜひ、やらせて頂きたいと。うれしかった」とオファー当時の思いを語った。劇中で演じる大学生・大宮竜一が好きだという「おジャ魔女どれみ」のキャラ「瀬川おんぷ」自体、好きだったといい「僕は、おんぷちゃんが大好き。役柄も、おんぷちゃん推し。僕の話を聞いて、そうしてくれたのか」と、クールな口調ながら、熱い作品への愛を吐露した。

劇中で教員志望の名古屋の大学生・長瀬ソラを演じた森川は「映画をやると発表になった時、絶対に見に行こうと思った。大好きな作品なのでえっ、いいの? 本当に? 私のせいで台無しになったらと、自分で自分に圧をかけていた」と出演が決まった当時の心境を振り返った。

東京で職場になじめず葛藤する帰国子女の会社員・吉月ミレを演じた松井は「飛び上がるくらい、うれしかった。大好きな友だちが誘ってくれたけど、キャスティングされているのが言えず…早く言いたいなと。(今は)みんな知った上で一緒に見に行こうと言ってくれる」と笑みを浮かべた。

夢に向け、進学費用をためるもダメ彼氏に振り回される、広島県尾道市のフリーター川谷レイカ役の百田は「マネジャーに『どれみ』と言われて、どれみちゃんのお仕事が出来る夢のようなことがあるかと。何があってもやりたかった。勢いでやりますと。大きな出来事で、大丈夫かなと後々、心配になった。プレッシャーもあったけれど、楽しく頑張ることが出来た。(仕事が)全く何かとかも聞かず、自分の勢いにビックリした」と笑った。