宝塚歌劇団の元星組トップ紅ゆずるが来年8月にミュージカル「エニシング・ゴーズ」(8月1~29日、東京・明治座)に主演することが2日、分かった。19年に宝塚を退団後、初めてのミュージカル主演となる。

「エニシング・ゴーズ」は1934年に初演され、作曲家コール・ポーターの最大ヒット作とも言われる人気作品。豪華客船を舞台に、ナイトクラブのスター歌手リノを中心に巻き起こす大騒動が楽しく、ゴージャスに展開するハッピーなミュージカル・コメディー。日本では89年に大地真央主演で上演され、その後も再演を重ね、今回は8年ぶりの上演となる。宝塚在団中からコメディーのセンスでは群を抜いていた紅を主演に、演出は宝塚歌劇団の原田諒氏が担当する。

明治座初の東宝製作によるミュージカルともなり、東京公演後、名古屋・御園座、大阪・新歌舞伎座、福岡・博多座でも上演される予定。