高橋一生(39)が7日、都内で行われた映画「スパイの妻」(黒沢清監督、16日公開)生配信イベントで、蒼井優(35)と2度目の夫婦役を演じると聞いた瞬間「やった!」と喜んだと明かした。

「スパイの妻」は、太平洋戦争前夜の1940年(昭15)の神戸が舞台。高橋演じる貿易会社を営む福原優作が満州に赴き偶然、恐ろしい国家機密を知ってしまい、正義のため事の経緯を世に知らしめようとする一方、蒼井演じる優作の妻聡子(蒼井)が自らのあずかり知らないところで満州から謎の女を連れ帰るなどした夫の別の顔に疑問と不安を抱くも、夫婦愛から夫と行動をともにしようと突き動かされていく物語だ。

高橋は蒼井について聞かれると「お芝居において全幅の信頼を置いていて、お芝居をするのが楽しくて仕方ない人。(共演は)楽しみでしかなかった」と絶賛。その上で「夫婦役をやらせて頂くのは2度目。(妻役が)蒼井さんとなった時、マネジャーに『やった!』と言った」と笑みを浮かべた。

撮影中の蒼井との会話についても明かした。「本番が始まってカット、OKとなった後の、何でもない会話が好き。何気ない日常の会話をしつつ、お芝居で会話も出来る。気を使わない1カ月半を楽しく過ごした」と、蒼井と夫婦を演じた日々を振り返った。

一方、蒼井は「ありがとうございます。本当に尊敬している先輩なんですけど、一緒に何かを作ることをさせていただけるのが本当にありがたい。一緒に歩んで下さることに感謝」と高橋への感謝の言葉を繰り返した。その上で「こんなに大きな作品をやらせていただいたんですけど、出来れば共演したい」と、高橋との再共演を熱望した。

配信の最後に、映画の伝えたいポイントを問われると、蒼井は「一生くん、出るよ」と言い、笑った。高橋は「(女性にも男性の)好みがありますから」と突っ込み、苦笑いした。