シンガー・ソングライター八神純子(62)がハロウィーンの31日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで約8カ月ぶりのコンサート「No matter what, I SING」を開催する。

2月11日に埼玉・桶川で開催した「八神純子Live キミの街へ~Here We Go!」以来、263日ぶりのライブステージとなる。

新型コロナウイルスの感染拡大で、今年開く予定だった3月以降のコンサートをすべて延期・中止していた。八神の歌が生で聴ける今年最後のコンサートになる。

八神はもともと31日に、同会場で「歌いたい曲を歌いたいだけ歌う」をキャッチフレーズにした「ヤガ祭り the3rd」を予定してチケットも完売していた。しかしコロナウイルスの感染拡大の懸念から、満席では開催できないため「ヤガ祭り」は来年に延期となった。

一方で「こんな時でも歌を歌い続けたい。歌を届けたい」とコンサート開催の可能性を模索。そして興行的には赤字になる可能性があるが、収容人員を減らしてソーシャルディスタンスを確保し、できる限りの感染対策を施してコンサート開催を決めた。

八神は「久しぶりのコンサートになります。皆さんにやっと会えるので、今からとてもワクワクしています」と話している。

コンサートタイトルの「No matter what, I SING」には、「何があっても私は歌う」という八神の心意気を込めた。バックには11年の本格的な音楽活動再開時から八神をサポートする「ヤガミグミ」の6人に加え、スペシャルゲストも予定。「みずいろの雨」や「パープルタウン~You Oughta Know By Now」などのヒット曲のほか、現在制作中の新アルバムからの新曲も初披露する。