俳優井浦新(46)が、映画監督の若松孝二さん(享年76)の逝去から8年がたった現在の思いを明かした。

井浦は、若松作品の常連で、監督を「恩師」と仰いでいる。さらに18年に公開された映画「止められるか、俺たちを」(白石和彌監督)では、若き日の若松監督を熱演した。

12年10月に若松監督が交通事故で亡くなってから8年。都内のミニシアター「テアトル新宿」では、今年も命日上映が行われた。命日上映に登壇した井浦は17日、イベントへの感謝をツイッターにつづった。「一緒に過ごした時間よりいなくなってからの時間の方が長くなってきた」と切ない思いを明かしつつも、「あの時は時間が止まり途方に暮れてた。けど、家族や仲間、映画や仕事、応援してくださる方々、全てが励みになり、今もこうやって走ってはズッコケて転がり続けていられます。ありがとうございます」と周囲の人々に感謝を述べた。「生きて生きて生きて無様だろうが生きる! 8年前の訃報を聞いたあの夜も今夜のように静かに雨が降ってた。だから。敢えてそんな日は。悼みながら前を向いて宣言!」と、あえてのポジティブな決意を宣言している。