NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の23日に放送された第95回の平均視聴率が19・4%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。 

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、映画「長崎の鐘」の主題歌制作のために、長崎を訪れている裕一(窪田正孝)は、原爆投下直後に永田医師(吉岡秀隆)が患者を治療した現場を見たり、永田の妹・ユリカ(中村ゆり)から当時の話を聞いたりして、永田が書いた「どん底に大地あり」の真意に近づこうと思いを巡らす。そして焦土から掘り起こした鐘の話や、花を植える子どもの笑顔を見て「希望」という答えを見つける。裕一は永田から「大地を踏みしめ、仲間がいて、真の希望が生まれる。あなたにできることは何ですか。頑張る人にエールを送ってください」と励まされる。裕一は「応援する歌を作り続けます」と一気に曲を書きあげる。そして、「長崎の鐘」を捕虜の経験のある山藤太郎(柿澤勇人)に歌ってほしいと訪ねる。「長崎の鐘」は裕一の代表曲となる。

一方、吟(松井玲奈)の夫・智彦(奥野瑛太)は貿易会社に就職が決まる。