多部未華子(31)が24日、都内で主演映画「空に住む」(青山真治監督)公開記念舞台あいさつに出席した。

両親の急逝を機に、都心の高層マンションに住むことになった直美(多部)の物語。あるきっかけでスター俳優と出会い、喪失感を埋めるように逢瀬(おうせ)を重ねていく。

多部は満員の劇場に「こんなに人がいるとは思わなかったので、うれしい気持ちです。みんな今日まで元気だったんだな、と」と感慨深げ。演じた直美との共通点に、ペットの“相棒”の存在を挙げ「直美は猫のハル、私は犬のハナちゃんを飼っている。大事な存在です」と笑みを浮かべた。

またストレス発散法については「友達としゃべるに尽きる」と断言。「モヤモヤした瞬間に連絡して、答えが出なくてもいいんです。しゃべって、電話を切ってスッキリします」と話した。青山監督から「犬とはしゃべらないの?」と聞かれると、「しゃべりますよ、すっごく」と切り返し笑わせた。

この日は女性キャストのみの登壇となったが、共演の岩田剛典(31)大森南朋(48)鶴見辰吾(55)からビデオメッセージが寄せられた。多部は監督、岩田との顔合わせを振り返ると「岩田さんが台本にすごく付箋を貼っていらして。そんなに聞くことあるんだと思った」と感心の表情。自身は「監督に何を聞いたらいいのか分からないくらいフワフワしていた」といい、岩田については「まじめで勉強熱心。私にはない部分を持っていらして、撮影前に焦りました」と笑いながら振り返った。

美村里江(36)岸井ゆきの(28)も出席。