松原智恵子(75)が24日、都内で開かれた渡哲也さん(享年78)の追悼上映会で「心遣いが映画に表れ、格闘シーンにも優しさがにじむ方」と故人をしのんだ。

この日、上映された68年「無頼より 大幹部」(舛田利雄監督)や、渡さんが日活に入社した翌年の65年3月公開のデビュー作「あばれ騎士道」で共演。デビュー当時は「大学(青学大)を出て(役者の)勉強を何もしていないので、せりふが拳を作らないと出てこないような雰囲気」だったという。それが「『無頼シリーズ』が続くと慣れて、せりふがスラスラ出ていらした」と笑みを浮かべた。