歌手で女優の伊藤蘭(65)が25日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで全国ツアー千秋楽公演を行った。

昨年、41年ぶりに歌手活動を再開し、発売したソロアルバム「My Bouquet」を引っさげたツアーは、今年2月にスタートもコロナ禍の影響で3公演を行ったところで中止・延期となっていた。「やっとお会いすることができました。今日という日を迎えられて、より一層幸せを感じています」。 

さらに「私には時間がないのよ!」と、レギュラー出演した70年代後半の人気テレビ番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」の名フレーズで笑わせつつ「限りある1日1日を大切に。今日も最後までよろしくお願いします」と笑顔をふりまいた。

コンサートでは、キャンディーズ時代の「年下の男の子」「春一番」「微笑がえし」なども披露。ファンは歓声こそ禁止も、当時と同じ振り付けで応えた。伊藤は「スーさん(田中好子さん)、今回当時の振りを一緒に確認してくれたミキさん(藤村美樹さん)に深い感謝をささげたいです」。アンコールでは、12月9日配信開始の1年半ぶりの新曲「恋するリボルバー」を初披露した。【大友陽平】