V6井ノ原快彦(44)が28日、都内で行われた主演映画「461個のおべんとう」(兼重淳監督、11月6日公開)の親子試写会イベントに、息子役の関西ジャニーズJr.の7人組ユニット、なにわ男子の道枝駿佑(18)と出席した。

音楽ユニット、TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美(53)が息子でミュージシャンの渡辺登生(26)の高校時代の弁当を3年間わたって作り続けた実話をつづったエッセー「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」が原作。

離婚後に自分を選んだ息子と「3年間、毎日お弁当を作る」と約束した人気バンドのメンバー鈴木一樹を井ノ原が、「3年間、休まずに学校に行く」と誓った息子の虹輝を道枝が演じている。

井ノ原は「世の中大変なことになっていますが、見に来てくれてありがとうございます。単純に楽しんでくれればいいなと思います。そして何かを感じてくれれば。俊美さんとは1年前に会って、一緒にギターの練習もした。『僕に寄せなくてもいいからね』と言われたので、楽に演じました」。道枝は「中学生時代は声を甲高く、高校時代は猫背にして演じました」と振り返った。

井ノ原は「卵焼きを作る練習をしました。毎日3個くらい。現場に持っていったら、彼(道枝)が食べて、ちゃんと感想を言ってくれた。それで、また作りたくなった。絆と言うより、ワクワクする関係だよね」。道枝は「メチャメチャ、優しくしてもらいました。毎日、一緒にお昼ご飯を食べたり、貴重な時間をもらいました。僕の誕生日を覚えていてくれて、スニーカーをプレゼントしてもらいました」と笑顔を見せた。

原作者の渡辺は「自分の本が映画になるという夢のような世界。井ノ原君と道枝さんが仲が良くて、とても見応えがある、お弁当みたいに、いろいろな要素が詰まっている、とてもいい作品になりました」。息子の登生は「今日初めて道枝君と会いました。僕より20センチも背が高くて、異世界転生して理想になったみたいです」と笑った。

公開日には劇中のお弁当のレシピを紹介する「おべんとうレシピ スペシャルブックレット」が、数量限定の4万6100部、来場者にプレゼントされる。