NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の29日に放送された第99回の平均視聴率が19・6%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。 

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、姿を消した久志(山崎育三郎)を探して、福島に向かった裕一(窪田正孝)は、福島の久志の実家で久志を見つける。素直な自分の気持ちを裕一に話す久志。久志もまた、戦争中のことを周りの人に陰口をたたかれてどう生きていいのかわからず、苦悩していたのだ。裕一は久志に戦時歌謡を歌わせた責任は自分にあると感じる。そして、裕一から久志の話を聞いた池田(北村有起哉)は、闇市に久志の様子を見に行く。池田が作詞、裕一が作曲した「夜更けの街」を久志が歌うことになり、レコードを出した。それでもなお、久志は立ち直ることができない。

裕一は記者の大倉(片桐仁)から作曲を依頼された全国高等学校野球選手権大会の「栄冠は君に輝く」の歌い手に久志を起用するよう、大倉に必死に願う。