お笑い芸人横沢夏子(30)が29日、東京・代官山蔦屋書店で「第1回TSUTAYAえほん大賞」授賞式にゲストとして出席した。

同賞は今年設置され“50年後も読まれている作品をTSUTAYA(ツタヤ)で育てていきたい”というコンセプトでTSUTAYAに在籍し児童書に関わる全てのスタッフにより選ばれた絵本が表彰される。

大賞は柴田ケイコさんの「パンどろぼう」、新人賞は、ながしまひろみさんの「そらいろのてがみ」が選ばれた。

今年2月に第1子を出産したばかりの横沢は絵本が大好きだといい「1日3冊は読もうと目標にしています。絵本って(親子の)コミュニケーションになりますよね」。そして「自分も読みたくなっちゃう。本当に癒やされている」と自身への影響も明かした。

「パンどろぼう」について「パンどろぼうのキャラクターの声をどう読もうかなと、こちらも楽しくなる。まさかの展開にこちらもビックリ。奥が深い絵本でした」。

「そらいろのてがみ」については「季節の移り変わりが優しい気持ちになれる言葉で説明されている。スゴイ幸せな絵本に出会えたな」と笑顔を見せた。

司会を務めた芸人のタケト(44)は数々の育児系資格をもち、昨年、合格率5%以下ともいわれる保育士試験に一発合格した。

自身で5年前に「きょうもいやがらせべんとう」という絵本も出してるといい「1万部売れているから絵本としてはベストセラー作家ですよ。ただ、吉本に又吉(直樹)という250万部とかいういかついやついるから何の話題にもなっていないですよ。話題にしてください!」と訴えた。

横沢は「私はちょっと来年に向けて『ごはんどろぼう』とか。『こめどろぼう』とか。来年ちょっと(大賞)目指したいです」と「パンどろぼう」にかけて笑わせた。

受賞作品は10位から順に「どこからきたの?おべんとう」「おおにしせんせい」「ふゆのはなさいた」「やねうらべやのおばけ」「ふみきりくん」「巨大空港」「ねえねえ あのね」「ふーってして」「ねぐせのしくみ」と続き1位を「パンどろぼう」が獲得した。