映画「罪の声」(土井裕泰監督)の初日舞台あいさつが30日、都内で行われ、初共演の俳優小栗旬(37)、星野源(39)のほか、市川実日子、松重豊、土井監督が登壇した。

35年前の未解決事件を題材にした人間ドラマ。ステージ上では「自分の中で未解決なこと」をテーマにトークが繰り広げられ、松重が大学3年の時に体験した“リアル未解決事件”を告白した。

松重は「(映画のモチーフとなった)事件で日本中が犯人捜しに躍起になっているころ、僕の家にも泥棒が入りまして。一軒家の下宿で、盗られたものはラジカセと洋服だけだったのですが、犯人はいまだに捕まっていない。未解決です」。当時、110番通報をして現場に来た刑事が、捜査のため松重の指紋を採っていったという。「きれいに僕の指紋を採っていった。僕の指紋は政府に登録されていて、僕は絶対犯罪を犯せない」と大笑いで振り返った。