3日に投票が行われた米大統領選に出馬していた米歌手カニエ・ウェスト(43)が同日深夜にツイッターで敗北を認める投稿をしたものの、4年後の次期大統領選に早くも意欲をのぞかせている。ウェストは共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン候補がそれぞれ獲得した州が赤と青で色分けされた地図の前に立つ自身の横顔の写真に「WELP(戸惑った感情を表すスラング)KANYE 2024」とキャプションを添えてツイート。現時点でトランプ大統領とバイデン候補の勝敗はついていないが、人生初の投票で自らに1票を投じたことを報告していたウェストは早々に選挙戦からの撤退を宣言した。

ウェストは候補者名簿に名前が記載されている12州で約6万票を獲得したと報じられており、中でもテネシー州では1万票を超えているとニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。この結果を受けてSNSでは、「ほんとに5万人を超える人が投票所に行って列に並んでウェストの名前を書いたの?」「これは快挙?それとも悲壮?」「バイデンがこれらの州で負けたらウェストのせいよ」「このばか次も出馬するの?」などネットは大炎上している。女優ジェニファー・アニストンはこの現状を予想していたかどうかは別として、選挙の数日前に「カニエに投票するのは面白くないわ。なんて言っていいのか分からない。責任を持って投票してね」とインスタグラムに書き込み、投票を思い直すよう呼び掛けていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)