嵐のライブ映像作品「ARASHI Anniversary Tour 5×20」のDVDとブルーレイの累計売り上げ(オリコン調べ)が、合計で100万枚を超えたことが9日、分かった。これまでシングル、アルバムでもミリオンセールスを達成しており、“ミリオン3冠”となった。また、最新オリジナルアルバム「This is 嵐」が発売初週で70万枚を売り上げ、今日10日発表の週間ランキングで初登場1位を記録。年末の活動休止まで2カ月を切った中、音楽業界を席巻している。

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また嵐が大記録を打ち立てた。「ARASHI Anniversary Tour 5×20」のDVDは週間0・6万枚を売り上げ累計売り上げは39・1万枚に。ブルーレイは週間0・4万枚を売り上げ累計売り上げは61・1万枚に達した。DVDとブルーレイの合計は100・2万枚となった。音楽映像作品では自身初、業界全体でも令和初となるミリオンを達成した。

同作は、デビュー20周年を記念して18年11月から昨年12月まで5大ドームツアーで全50公演を開催、約238万人を動員した同名アニバーサリーツアーから、昨年12月25日の東京ドーム最終公演の模様を収録している。音楽映像作品のミリオンセールスは、18年に引退した安室奈美恵さんのファイナルツアーのDVD&ブルーレイ「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」(引退直後で167万枚)以来、史上2作目。男性アーティストでは史上初の快挙。

嵐は昨年発売したオールタイムベストアルバム「5×20 All the BEST!! 1999-2019」が売り上げ200万枚を超え、自身初のダブルミリオンに。今年7月リリースの58枚目シングル「カイト」では自身初のシングルミリオンセールスも達成していた。「This is 嵐」の初登場1位で、アルバムのランキング1位獲得数も17作連続となり、B’zが持つ「アルバム連続1位獲得作品数」最多記録の18作連続にあと1作と迫っている。

「This is 嵐」の発売日の今月3日にはデビュー21周年を迎え、ライブイベント「アラフェス 2020 at 国立競技場」を開催。SNS上のトレンドを席巻し、大きな話題となった。昨年1月に今年末での活動休止を発表して以降、常に注目を集め続けている。

活動休止まで2カ月を切ったが、「アラフェス」配信後に松本潤(37)は「まだまだ自分たちの音楽を届けていけたらなと思いますし、12月の終わりまで走っていけたらと思います」と強調していた。大みそかまであと51日。新たな発表やリリースなども期待されている。今後、100万を超えた数字をさらに積み上げていきそうだ。

<嵐が打ち立てた主な金字塔>

▼DVD・ブルーレイディスク(BD) 「ARASHI Anniversary Tour 5×20」はDVDとBD合計初週売上91・6万枚で令和の最高累積売上、自己最高初週売上を記録した。ミュージックDVD・BDの総売上枚数は合計で1505・3万枚で歴代1位

▼シングル 7月29日発売の最新シングル「カイト」は、累計売上114・5万枚で、グループにとって初のシングルミリオンを記録。「週間シングル通算1位獲得作品数」は54作、「週間シングル連続トップ10入り」は58作連続で、全アーティスト歴代1位を更新している。

▼アルバム 19年6月26日発売のベストアルバム「5×20 All the BEST!!1999-2019」の初週売上130・4万枚は、2010年代の最高初週売上を記録。アルバムの累積売上でミリオン突破は「5×10 All the BEST!1999-2009」「僕の見ている風景」「Japonism」に続く通算4作目(オリコン調べ、16日付現在で)。