先月末にジャニーズ事務所を退所していたことが発表された山下智久(35)が、来年配信予定の米国ドラマへの出演が濃厚であることが11日、分かった。

複数の関係者によると、同ドラマはアカデミー賞ノミネート作品に主演経験もある米の人気俳優を主演に据えた作品で、日本のマスコミや裏社会が題材。ハリウッドの有名監督がメガホンをとり、米大手配信サービスの作品として公開される見込みという。当初は今年9月ごろに日本での撮影を終える予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、撮影を中断していたという。今月後半から撮影再開予定との情報もある。山下は同作品に重要役で出演する方向で最終調整中という。

山下は以前から海外志向が強く、英語を独学で身に付けていた。動画サービスHuluで今年6月から配信している世界配信の全編英語ドラマ「THE HEAD」に出演するなど、実績を積んでいた。ウィル・スミス(58)はじめ海外の俳優やタレントとも親交があり、海外芸能関係者は「成功する可能性は十分にある」と話す。

関係者によると、山下は先月27日に別の海外作品のオファーを受け、その後ジャニーズ事務所に退所の希望を伝えたという。急転直下で退所が決まり、先月末をもって退所、現在は海外に滞在し撮影に臨んでいるという。

退所を発表した今月10日、山下はファンクラブサイトで「子供の頃からの夢に向かい、新たな1歩を踏み出していきたいと思います」と伝えていた。その上で「ジャニー(喜多川)さんの言う本物に、少しでも近づけるよう、僕なりにこの先も精いっぱい努力し、前に進み続けていきたいと思います」と誓っていた。今回の米国ドラマ出演は、海外で結果を残して「本物」になるための、さらなるステップとなりそうだ。