NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の13日に放送された第110回の平均視聴率が19・7%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。 

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、東京への出発が早まったことにとまどっているまき子(志田未来)。浩二(佐久本宝)は「自分の幸せだけ考えて」とアドバイスする。しかし、その後まき子は浩二に対し、そっけない態度をとるようになる。裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)は浩二の本心を聞き出そうと、一緒にお酒を飲むが、浩二は気持ちをなかなか吐き出すことができない。音は、自分の気持ちとしっかり向き合ってほしいと浩二に言い、励ます。

勇気づけられた浩二はりんご農園を訪れ、まき子に「俺のそばにいて欲しい」と告白する。それを聞いたまき子は涙を流して喜び、思いを受け止める。浩二はりんご農園を継ぐため、母まさ(菊池桃子)に婿入りすることを「許して欲しい」と言う。まさも「謹んでお受けなさい」と話す。そして浩二とまき子の結婚式が行われる。兄裕一は浩二に、今まで家族を支えてくれたことへの感謝を述べる。