俳優綾野剛(38)と女優北川景子(34)が14日、映画「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」(深川栄洋監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

有観客での舞台あいさつが久しぶりだという北川は「10カ月ぶりかな? そのくらいだと思うんですけど、お客様の顔が見たくて私たちはこうして映画を撮影しているのだと改めて感じました。今日は足を運んでくださいましてありがとうございます」とあいさつ。

撮影中、一番NGがでた場面が、映画タイトルにある「ドクター・デス」のイントネーションだったといい、綾野は「『ドクター・デス』なのにどちらも(北川も)『ドクターです』というイントネーションで言っていて。いまだに正解が言えません」と困惑した様子で明かすと、北川も「ドクターです? ドクター・デス? あれ? どっちだ? 最後まで覚えられない」と笑った。

前回のイベントでは、2人のコンビ度を調べるクイズ「No・1コンビ度チェック」が行われ、5問中3問の一致で、コンビ度60%という微妙な結果を残した。綾野は「合わせにいって全然だめだったので、今回は裏を読まないでいきます」とリベンジを誓い再チャレンジ。4問目まで淡々と一致させていったが、5問目の「注射をする時に注射針を見ることができるか、できないか」という2択で、「これむずいな~~」と考え込んだ末、「見ることができない」を選択し、見事一致。念願のコンビ度100%を達成し喜んだ。

コロナ禍での舞台あいさつに、綾野は「皆さん1人1人のご協力のおかげで、こういう形でお会いできていると思います。映画も楽しんでほしいですし、ハラハラドキドキする作品ではありますが、それ以上にまた必ず会いましょう。ありがとうございました」と感謝を述べて締めくくった。降壇する際には、北川に手を差し伸べ舞台袖へエスコートし、その紳士的な姿に、客席からは再び拍手がわいた。

本作は、中山七里氏によるクライム・サスペンス小説「ドクター・デスの遺産」が原作。安楽死を手口とする猟奇的な連続殺人犯“ドクター・デス”に、綾野、北川の警視庁捜査1課のバディが立ち向かう。