土屋太鳳(25)が都内の神田明神ホールで行われた「TSUTAYA CREATOR'S PROGRAM FILM 2020」(TCP)の最終審査会内で行われた主演映画「哀愁しんでれら」(21年2月5日公開)トークイベントで、渡部亮平監督から世界的名女優オードリー・ヘプバーンと並ぶと評価され、恐縮しつつ感謝した。

土屋は劇中で、幸せを求める中で開業医からプロポーズを受けるが、社会を震撼(しんかん)させる凶悪事件を起こした小春を演じた。土屋は、オファーを受けたが「オファーを3回、断りました」と明かした。

それを受けて、司会が渡部監督に3度もオファーした理由を尋ねた。同監督は「本当に他に、オードリー・ヘプバーンくらいしか思い付かなかった。いろいろな会社の方から『(主演を)誰にやっていただきますか?』と言われても、思い浮かぶ人がいなくて」と、土屋に猛アタックした理由を語った。その上で「脚本を直している中、ミュージックビデオで土屋さんの表現力の高さに驚いてしまった。この映画で出してくれたりすると、すごいパワーがこもるかなと。他は考えられなかった」と賛辞を繰り返した。

土屋は「本当に、ありがたいなと思います。こういったエキセントリックなストーリーは昔、10代後半にやっていたので、物語に戸惑いを持たずに、監督の台本で走ることが出来た」と渡部監督に感謝した。