無菌性髄膜炎と診断された羽生善治九段(50)の病状について、妻で元女優の理恵さん(50)が「良好な方へ進んでます」と報告した。

理恵さんは19日、ツイッターを更新し、「こんばんは。再診でゆっくりですが良好な方へ進んでます」と報告。「周りの方にうつしてしまう心配や影響は無いですよとドクターに言われた後の安堵の目」と、アップした夫の写真について説明し、「髄膜炎は発熱が治ると主に激しい頭痛がフェードアウトするまでついてくるので(夫の場合)対処療法。固形物も量はアレですが少しづつ食べられるように」とつづった。

また、続くツイートでは「今回救急へ駆け込み目の当たりにしたのは、医療従事者の皆様方がコロナか否か判別すべく対応されてる忙し過ぎる現実。次々と不調を訴える患者が来る中、息苦しいであろう全身防護服で休む間もなく献身的にテキパキと診療に当たってくださるドクターと看護師の皆様には感謝と尊敬しかありませんでした」とつづった。

羽生九段は現在、第33期竜王戦7番勝負で豊島将之竜王(30)に挑戦中。8日に京都市で終えた第3局から帰京した9日の夜、38度9分の発熱があった。10日に診察を受けたものの熱が下がらず、11日から入院。新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査を受けたが陰性で、病名は無菌性髄膜炎だった。14日に退院し、17日午前10時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦、木村一基九段(47)戦で復帰した。