東映会長の岡田裕介さん(おかだ・ゆうすけ、本名岡田剛=おかだ・つよし)が18日午後10時58分、急性大動脈解離のため東京都内の病院で死去した。20日、同社が発表した。71歳だった。

岡田さんが亡くなる直前まで陣頭指揮をとって製作を進めていた映画「いのちの停車場」(成島出監督、21年公開)に出演する、松坂桃李(32)が東映を通じてコメントを発表した。

「あまりにも突然の報せに、まだ自分の中で気持ちの整理ができておりません。最後に関わられた『いのちの停車場』という作品をより多くのお客様にお届けすることが岡田会長の意思だと受けとめ、まい進していきたいと思います。ご冥福をお祈りいたします」

松坂は、東映の18年の映画「孤狼の血」(白石和彌監督)に出演。21年には続編「孤狼の血2(仮)」の公開も予定されている。