俳優柳葉敏郎(59)が21日、東京・新宿ピカデリーで映画「泣く子はいねぇが」(佐藤快磨監督)の公開記念舞台あいさつに仲野太賀(27)らと出席した。

同映画は、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも成長する姿を描く。秋田県・男鹿が舞台となっており、伝統行事「ナマハゲ」から着想を経たオリジナル作品。

柳葉は、仲野の父・中野英雄と親しかったなどの縁から、仲野が生まれた時から知っているといい「あえて太賀と呼ばせていただきます」と前置きしつつ「本当に生まれたときから知っていまして、家に来る度にちょっかい出して、帰るときは必ずべそをかいて帰って行くという…」と笑いながら思い返し「ほんとに胸がいっぱいですね」と感慨深げに話した。

仲野は、柳葉との共演に「本当に強烈な縁を感じました。お正月は毎年“柳葉詣で”というか、柳葉さんに会いに行くという仲野家の伝統行事があるんですけど…」と明かし「小さい頃からわんさか泣かされましたね」と当時を振り返った。さらに柳葉を前にし「本当に恐れ多いです。対面するだけで震え上がりますね」と恐縮した様子で話した。

同イベントには、吉岡里帆(27)寛一郎(24)佐藤快磨監督(31)も登壇した。