15日に胸部を骨折し療養中のMISIA(42)が23日、ニッポン放送「MISIAのオールナイトニッポン GOLD」(午後10時)にリモート出演した。けがを負った後、メディアで初の肉声とみられる。

この日、親交の深いタレント清水ミチコ(60)がMISIAに代わってパーソナリティーを務めた。清水の呼び掛けに応じたMISIAは、明るくはっきりした口調で「こんばんは。ピンチヒッターありがとうございます。ずっと楽しく(番組を)聞かせていただいておりました」とあいさつ。自宅からのリモート出演となり「座ったり、寝たりいろんな姿勢で聞いています」と話した。

現在はコルセットをして静養しており「この1、2週間が大切ということでお家で療養させていただいてます。世界が新型コロナウイルスで大変な時に、落馬によるけがで世間を騒がせてしまって申し訳ないです」と謝罪。体調については「痛みは1週間過ぎてだいぶ楽にはなって、動けるようになってきました。お医者さんは3週間くらいで痛みは引くと言ってくれているので、お家で療養していきたいと思います」と伝えた。

すでに12月5、6日の神戸、大阪公演の中止を発表しているが、まずは来月19、20日に東京国際フォーラムで開催するクリスマスライブへの出演を目指していることを明かした。「音楽をお届けしたいので、ここでは絶対ライブをやりたいです」。続けて「骨は折れても、心は折れていません!」と力強く、前向きに語った。

医師の許可が復帰の前提としつつ、MISIAは「それでも生きることには喜びや楽しいことが必要。それを届けたいし、私自身が必要に感じるので、座ったままでもでもどんな形でもいいから音楽を届けられるように、それを1つの目標としてしっかり療養したいと思います」と話した。

MISIAは15日、TBS系「news23」の収録取材を受け乗馬していた際、その馬が突然スピードを上げ落馬。胸椎棘(きょく)突起部骨折で全治6週間の診断を受けたことを18日深夜、同局などが発表した。同番組はMISIAが、「スペシャルオリンピックス」という、知的障がいのある人達にさまざまなスポーツトレーニングと競技会を提供している非営利的な国際スポーツ組織に賛同し、選手と交流を深めていることを知り、彼女を取材していたという。

MISIAは、大みそかの「NHK紅白歌合戦」に出場することが16日に発表された。NHKは、MISIAの骨折判明後「ご出演いただけるよう、1日も早いご回復を願っております」とコメントしていた。