木村佳乃主演のTBS系金曜ドラマ「恋する母たち」(午後10時)の20日放送の第5話平均視聴率が8・2%(関東地区世帯)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は10・5%、第2話は7・4%、第3話は7・8%、第4話は7・8だった。

柴門ふみ氏の同名漫画が原作。同じ高校に通う息子を持つ3人の母親(木村、吉田羊、仲里依紗)の恋や悩み、友情が描かれる大人のラブストーリー。

第5話で、赤坂(磯村勇斗)との密会を夫のシゲオ(矢作兼)に見られた優子(吉田羊)。ついにシゲオから「限界だ」と言われてしまった。さらに故郷の与論島でフリースクールを立ち上げようと準備をしていて、息子の大介(奥平大兼)も連れていくと告げられた。大介も麻蔵学園高校を退学し、シゲオについて行くつもりでいた。仲良く引っ越しの相談をする2人を前に、優子は居場所がなかった。しかし、疎外感を感じていたところに思わぬ声がかかった。

一方、杏(木村佳乃)は息子の研(藤原大祐)のことで頭を悩ませていた。研は、斉木(小泉孝太郎)が自分の父親の駆け落ち相手の元夫であることを知り、ナーバスになっていまだ家に帰ってこなかった。多感な年頃の研を心配した杏は、しばらく会うのをやめようと斉木に伝えた。しかし、会えなくても、杏の好物を買い家の玄関先にそっと差し入れしてくれる斉木のさりげない優しさに喜び、会えなくても心は通じ合っていると思われた2人だったがすれ違いが生じた。

その頃、まり(仲里依紗)は、温泉旅館で丸太郎(阿部サダヲ)と一晩を過ごし帰宅。先に帰っていた夫の繁樹(玉置玲央)から、浮気相手ののり子(森田望智)のことを謝られ複雑な心境だった。その繁樹が、敏腕弁護士の特集でテレビの密着取材を受けることになった。まりは張り切って準備しようとするが、息子の繁秋(宮世琉弥)のことで意見がぶつかってしまった。子どもの気持ちなど考えず、見えを張ることしか頭にない繁樹に、まりは一層不信感を募らせた。

夫と息子が与論島へ行き、1人で東京に残ることになった優子は、コジカフーズの社長から千葉支店への異動を打診された。千葉支店の営業部で成果をあげて本社に戻れば、出世コース。そんな中、優子は赤坂の元彼女の有馬(結城モエ)から、呼び出された。

数日後、すっかり仲良くなった杏と優子とまり。喫茶店でいつものように女子会が開かれていたが、優子の口から飛び出した結婚時の衝撃的な告白に2人は驚愕(きょうがく)した。