NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の11月30日に放送された初回の平均視聴率が18・8%(関東地区)だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。 

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。オープニングの映像では杉咲と、千代の幼少期を演じる子役、毎田暖乃(のの)らが登場し、横に並んでいる演出がされている。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、大正5年。竹井千代(毎田暖乃)は大阪の南河内で貧しい農家の家に生まれた。幼い頃に母を亡くし、飲んだくれの父テルヲ(トータス松本)と弟ヨシヲと3人で暮らしていた。千代は口が達者な元気な女の子だったが、父の留守中は、弟の面倒を見ながら、生活のため鶏の世話をしなければならず、小学校にも通えずにいた。隣近所の子どもに陰口をたたかれる日々。それでも千代は「うちはかわいそうやない」と明るい心を失わない。そんな時、テルヲが新しい母親の栗子(宮澤エマ)を連れて帰ってきた。